【小倉記念】追い切り・馬体チェック2016

 こんにちはよもうま (@yomouma) | Twitterです。
札幌は32度を記録しています...今年は暑い夏です。うげ。

自分の住む家はこんな田舎にありますが、札幌の中心部から車で15分くらいの場所です。夜になるとキツネがそこらへん歩いてますよ(笑)良い場所です。

小倉記念 2016 馬体・追い切りチェック

馬体チェック

ダコール 中竹

年齢的な配慮で、大事に大事に使われてきましたが、ここにきて在厩で調整されています。
その叩いた影響もあり、馬体はより締まってハリが増しているような雰囲気です。2着だった前走よりも状態は良くなってきています。

プランスペスカ 松永

長い距離を専門で走ってきていますが、馬体を見る感じだと距離は短いほうが良いでしょう。
短い脚で前駆にパワーがあるので小倉は合うタイプです。適正値の高い舞台で勝負できる強みがあるのは魅力。
馬体はまだまだ良化できそうな感じはありますね。放牧を挟んでいるのでデキに余裕アリ。斤量は53キロは相当なハンデです。

エキストラエンド 角井

本来ならこの舞台での適正値は低いです。ただ加齢のズブさによる脚質転換で、今までのようなスピード競馬に対応できなくなっていることもあるため、逆に小回り競馬でうまくハマれば好走もあるかな!といった陣営の思惑でしょうか。スタイルを変えるタイミングとしては良いでしょう。
ただそれを裏付けるような馬体ではないのです。追い切り注目。

サトノラーゼン 池江

馬体は微妙です。ハリがない。
前走の追い切りは酷すぎました。追い切りでも覇気がないとなると、内面的にはもう下がるところまで下がりきっている状態です。
(それでも人気になるのだからオイシイ!)
中間を見ても時計が出てませんし、最終を見ないと結論は出ませんが、まだまだ復活には遠い状態です。静観。

ベルーフ 池江

続けて池江厩舎のベルーフ。
太いですねー。これは本番には間に合わないレベルだと思います。出遅れグセもありますし、状態的にも適正的にもキレは出ないので難しい競馬になるでしょう。

テイエムイナズマ 福島

スラッとしたバランスの良い状態です。
もう少しハリが出て来れば申し分ないのですが、あと一歩というところでしょうか。
前走逃げに転じていますが、上がりがかかったほうが良いタイプの為、悪くない判断だと思います。前目の馬に対して、後押しのある舞台です。面白い存在になり得ます。

追い切りチェック

アングライフェン 安田 

小倉ダート良

59.6-43.7-13.1

時間帯もあるのかもしれませんが、少しダラっとした追い切りです。前走の使った効果もあり馬体は締まっていて状態自体は良さそうです。細かい脚を使うタイプでコーナー加速が見込め、馬体的にはスラッとしているので小倉の舞台は合うでしょうね。

ウインリバティ 飯田

栗東坂路良

53.5-39.2-25.3-12.9

動き自体は悪くないのですが、バランスが悪くて騎手とのリンクが出来ておらず、推進力に欠ける印象です。動いているのに時計が平凡なのも気になります。

エキストラエンド 角井

栗東坂路良

52.0-37.9-24.5-12.3

最終を坂路調整してきました。この馬では珍しいパターンです。いままでのスタイルから脱却したいワケですね。

加齢の影響で速い流れについていけない点を小倉の距離延長で誤魔化したい背景があります。

動きは良いです。自身も意欲的に動いており、その点では加齢の影響は感じさせません。一変アリ。

クランモンタナ 音無

栗東坂路良

53.2-38.0-24.3-12.1

レースさながらの追い比べで鬼時計を出してきました。ムチも数回入れて負荷をかけています。馬自身はそれに応えている感じはありますが、休み明けを消化する意図がある追い切りです。

サトノラーゼン 池江

栗東CW良

52.8-38.3-11.7

3頭併せの内を選択してきました。本気度は高いポジションです。

結果的には並走馬を追い抜くことはできず、物足りない感じがあります。馬体を確認できないので切り捨てるところまでは難しいですが、まだ良化はしていないと判断します。

ダコール 中竹

栗東坂路良

53.3-38.6-25.1-12.8

いつも通りのまったり調教です。

全然良い雰囲気は感じないのですが、この負荷でしっかり結果が出るので、これはこれで良いのでしょう。最終追い切りでは判断できないタイプです。

テイエムイナズマ 福島

栗東坂路良
53.2-38.4-24.6-12.2
馬体写真を見たときはあともう一歩かなと思ったのですが、最終の追い切りではそれを覆すほどの抜群の動きです。
適正値も高く状態も良いです。有力な一頭。

プランスペスカ 松永昌

栗東坂路良
53.8-39.1-25.6-12.8
ラチ沿いを単走で走っています。
あまり覇気を感じない内容で、前駆もまだまだ筋肉量少なく動きも固めです。
状態に上昇の余地ありで余裕のある緩い造り

ベルーフ 池江

栗東CW良
81.8-66.1-52.2-38.8-12.2
馬体写真では太すぎる感じがありましたが、動かしてみると筋肉質でハリもある馬体であることが確認できます。
それよりも追っても追っても反応しないズブさがネックですね。この様子だと舞台適正は低いです。

マーティンボロ 友道

栗東CW良
83.1-67.7-53.0-39.1-12.4
珍しくコース追いでした。
終いをしっかり伸ばす追い切りで、時計は遅いのですが問題ありません。
この馬も加齢の影響を避けて、距離を戻してきました。前走は先行5番手で進み、前目の競馬にシフトしてきています。ズブさが出てきているので、それをごまかしたい背景があります。
それに応えられるハリのある馬体です。状態の良さが見えます。

メイショウナルト 本田

栗東CW良
83.0-67.6-51.9-37.9-11.5
速い時計を出してきました。回転力のある脚の使い方を見せており動きの中でキレを感じることができます。ただ、その割には筋肉の凹凸浅く、全体のスケールに強さは感じません。
過去比較でみると良化してはいますが、このタイミングで鞍上強化も出来ないのは苦しいです。

リヤンドファミユ 池江

栗東坂路良
53.0-39.2-25.1-12.7
少ない出走馬の中に池江厩舎の馬が3頭いますすが、そのうちの1頭であるリヤンドファミユです。
速いテンポでリズムを刻みすぎてバランスを崩しています。前走比較であれば大分良化してはいますが、それも「この馬なりに良化している」わけであって、相手関係を考えるともう少しパンチが欲しい内容です。

追い切り評価

5.0ナシ
4.5テイエムイナズマ
4.0マーティンボロ
3.5アングライフェン、エキストラエンド
3.0クランモンタナ、ダコール、メイショウナルト


追い切りで一番雰囲気が良かったのはテイエムイナズマでした。
難しいのはダコール、メイショウナルトですね。この2頭は評価がわかれる馬だと思います。