【朝日杯フューチュリティステークス】追い切り・馬体状態チェック2016
少し阪神2歳の回顧でも
ソウルスターリングはパドックを見て間違いなく勝つなと、そんな気にさせてくれる見事な馬体でした。
サトノアリシア緩いな
— よもうま (@yomouma) December 11, 2016
ソウルスターリングは素晴らしいデキ。
リスグラシューも良い。
レーヌミノルも。
人気どころはちゃんと仕上がっている印象。
造りから考えると、桜花賞は当然、オークスも対応可能どころか東京はベストだと思います。
対抗に推したサトノアリシアは逆にパドックを見て「無いな」と思いました。
やはり完成はまだ先にありそうですね。
桜花賞で整ってくれば再度期待したいとは思います。
リスグラシューは出遅れがある意味プラスに働いたのではないでしょうか。
早めからギアを上げて直線に入る頃にはしっかりトップスピードに乗っていました。
持続性を押し出したいので早めロングスパートをかけられたのは良かった。
これでスタートが決まっていてもスッと抜ける脚は無いのでソウルスターリングとの逆転は無かったと個人的に思っています。
レーヌミノルは馬場対応できましたね。
この点は反省ポイントです。
馬場対応さえできれば瞬発力を持っている後躯ですので特に驚きは感じません。
イメージ的には秋華賞タイプ。
ジューヌエコールは終始リンクせず。持続性のある脚なので素直に前で競馬しても良かったのにとは思います。
ヴゼットジョリーは距離伸びてこそですね。マイルのスピードについていけていない印象を受けました。
朝日杯フューチュリティステークス 各馬チェック
阪神に替わって3年目ですので、過去の好走馬の馬体は十分にチェックできないのですが、阪神マイルであれば先週と同じように
・重い芝に対応できる
・スッと抜け出す瞬発力
この2点が重要になってきます。
ただ、ダノンプラチナ、エアスピネル、リオンディーズを見ていると、適正よりもスケール感が求められてくるレースになりそうです。
言葉にすると曖昧になってしまいますが、脚元や飛節などの部分的なところに着目するのではなく、全体的な骨格や筋肉量などで判断したほうが良さそうということです。
モンドキャンノ 安田
【馬体】
キンシャサノキセキ産駒。
脚が短く回転力で走るタイプ。道中息が入りやすい阪神マイルだと少し苦労しそう。直飛であるし流れる展開が欲しい。
筋肉のハリは十分。状態は良いです。
【一週前】
栗東 CW 良 並走
85.3-68.3-52.9-38.1-11.6
ラスト速いですねー。
頭高くパワフルに走ります。マイルでも長そうですね。ストライドは大きく、それでいて短いリズムで走るので直線のノビは素晴らしい。
根本的に道中の緩いペースに耐えられるかが焦点になってきそう。
レヴァンテライオン 矢作
【馬体】
パワータイプのスプリンターです。
曲飛で瞬発力あるタイプ。マイルだと長いですが、ワンペースで走るタイプではないのでごまかしは効きます。
阪神の馬場も合う。しっかり絞れており状態は良い。
ミスエルテ 池江
【馬体】
フランケル産駒。ソウルスターリングと同じ産駒で、筋肉の感じは似ていますね。
そのソウルスターリングと比べると、こちらは瞬発力よりも持続性のある脚を使うタイプ。
同じ産駒でもソウルと同じ強さを期待してはいけない馬だと思います。
タガノアシュラ 五十嵐
【馬体】
ただまだ完成は先にある馬体です。
蹴り返しの強い後躯を活かしづらいトモの形です。前駆の筋肉量もまだまだ。
この現状のポテンシャルでどれだけやれるか。
【一週前】
栗東 CW 良 単走
80.1-65.0-51.0-38.6-12.0
馬体評価を撤回したいくらい、なかなかの化け物です笑
かなりの負荷をかけて外を大きく回します。実際、馬は苦しそうですが、それでも終いをしっかりまとめてきている。
現状のポテンシャルでもやりあえる強さが垣間見える追い切りです。
トラスト 中村
【馬体】
札幌の勝ちはありますが、本質的には軽い馬場のほうに適正があります。
バランスの整ったシルエットで筋肉のつき方も良い。タイプでいうと瞬発力型。
【一週前】
栗東 CW 良 並走
84.4-68.1-53.0-38.9-11.8
終いにかけて強く追う内容。
時計の出やすい週だったということもありますが、やはり瞬発力があるようにスッと伸びる動きはなかなかです。
ボンセルヴィーノ 池添
【馬体】
伏兵扱いの一頭となりそうですが、ポテンシャルはかなり高そうです。
筋肉量、ハリ共に申し分なく、キレに特化した素晴らしい脚を使える造り。
今回はベストの舞台ではないですが、相手なりに走れる雰囲気。ただしまだ緩いので良化したい。
レッドアンシェル 庄野
【馬体】
かなり絞れておりギリギリの状態。
全体的にゴリゴリで筋肉質な馬体です。
阪神マイルは合わないイメージですが、タフな中距離あたりで活躍できそう。
ダンビュライト 音無
【馬体】
これはいい馬ですね。
繋ぎは長く寝ているので、距離も芝も合わない可能性が高いですが、持っているポテンシャルは相当だと思います。
余裕のあるシルエットでつくべきところに筋肉がしっかりついています。前駆の造りから見ても柔らかさも備えているでしょう。
理想通りに成長すればダービー筆頭かなと思います。
【一週前】
栗東 坂路 良 並走
53.2-38.1-24.9-12.6
終いにかけてギアを上げる追い切りです。
音無厩舎だとまだ調教段階の追い切りになる。
しっかり先を見据えた内容ですが、それでも騎手とリンクしており、折り合いには問題はなさそう。最終追い切りの動きに期待です。
アメリカズカップ 音無
【馬体】
音無厩舎2頭出しで両方ともいい馬ですね。
これはクラシック狙えますね。
ダンビュライトと比べると前駆の筋肉のハリは落ちますが、その分後躯の蹴り返しは強そうです。
こちらも繋ぎが長く阪神マイルはベストではないものの、状態の良さもあり期待できそうです。
サトノアレス 藤沢
【馬体】
サトノの名前っぽくない馬体と言いますか...短距離指向の強い型で、短い距離を流れるペースでというタフなタイプの馬です。
完全な立ち繋ぎで阪神は合いそうですがマイルでも長いでしょうね。
クリアザトラック 角井
【馬体】
完成は先にありますが、跳びの良さそうな馬体です。脚元は硬めで適正高く、後躯からは長くいい脚を使える造りとなっています。
もう少しメリハリのついたボディになれば面白い存在になれる。
【一週前】
栗東 CW 良 並走
81.7-66.3-51.3-38.4-12.5
速いペースですが、最後まで闘争心もって競り合っています。
しっかり負荷に耐えられる内面を持っています。この時期に持っているとかなりプラスに働く能力です。
リンクスゼロ 森
【馬体】
かなり太く見える馬体で、仮にこれが良化してもマイルは長いですね。前駆のボリュームに対して、後躯は瞬発力に富んだ造りなので、この辺のバランスが整ってくれば良い。
サングレーザー 浅見
【一週前】
栗東 坂路 良 単走
58.1-40.8-25.6-12-5
馬体写真はありません。
かなり調整的な追い切りですね。騎手も姿勢高く楽にのっています。
跳びの大きい走りで軸もブレずに走れています。最終でどんな追い切りをこなすか楽しみな一頭。
ダイイチターミナル 高市
美浦 南W 良 単走
81.6.-66.3-51.8-38.3-13.3
単走ですが、苦しいところでも真面目に走れています。操縦性高そうで2歳には見えない内面の素直さ。
馬体のバランスもよくしっかり地面を蹴れているところに好感が持てます。
トリリオネア 小島
美浦 坂路 良 並走
54.6-39.3-25.4-12.3
こちらも馬体写真はないのですが、短い距離を走らせたら強そうですね。
重心低く回転力のある脚です。状態も良い。
最終追い切りはコチラ
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