きさらぎ賞・東京新聞杯 回顧
きさらぎ賞
12.9 - 11.6 - 12.0 - 12.5 - 12.6 - 12.4 - 12.2 - 11.7 - 12.2
スズカメジャーがスタート早々落馬。
前半〜中盤にかけて緩い流れ。
直線手前まで各馬なかなかギアが上がらずほぼ直線勝負という例年通りの内容。
湿った馬場の影響もあり、上がりもさほど速くならずパワー質のあるアメリカズカップの勝利という結果でした。
事前の状態評価
5.0
サトノアーサー→2着
アメリカズカップ→1着
4.5
ダンビュライト→3着
4.0
スズカメジャー
3.5
マテラレックス
3.0
タガノアシュラ
エスピリトゥオーゾ
◎はアメリカズカップでした。
ほぼ完璧な予想だったと満足してます。
前述したのでアメリカズカップについては省きますが、サトノアーサーもある程度パワー質のあるタイプの脚まわりなので好走してくると考えていました。結果、ちょっと走法的な面から重馬場は苦しかったのかもしれません。
ただ、追ってもなかなかギアが上がらず、トップギアに上がったのはラスト100メートルくらいだったのも事実で、終いの瞬発力勝負だと分が悪いのでしょう。
ある程度速い流れで徐々にペースを上げる競馬が必要です。まあマイルくらいのペースじゃなければ難しいでしょうか。あるいは終いの脚を捨てて先行する必要がありそうです。
皐月賞はタイプ的には合うと思っていますが、ある程度流れる展開は必要ですね。
いずれにしてもあの馬体で駄馬ということは考えられないので気性面に問題がなければ確実にマイル戦線を賑わしてくれる馬です。
ダンビュライトは頑張ったと思います。この馬は軽い馬場でキレ勝負したいタイプ。皐月は無理です。
裏ローテでダービー目指してほしいですね。
アメリカズカップは皐月賞は向くでしょう。個人的に狙いたい馬だったのでここで人気されるのは困ります笑
タイプ的に人気になる馬ではないでしょうが。
スズカメジャーは残念でしたね。
これで今後のローテはかなり苦しいものになります。
3歳は群雄割拠...いや低レベルなのでしょうか、共同通信杯が楽しみです。
1強、2強よりもたくさん有力馬がいたほうが楽しいですよね。
昨年もサトノ、マカヒキ、リオン、エアスピネル、ディーマジェといて盛り上がりましたし。
ちょっと長くなりました。
東京新聞杯です。
12.8 - 12.0 - 12.4 - 12.6 - 12.4 - 10.9 - 10.8 - 11.0
非常に特殊なレースでした。
東京マイルで直線まで12秒ラップが続くのはちょっとありえないペースです。
究極の上がり勝負。ただラスト600のところから10.9となっているので持続性が求められるタイプのスピード勝負だったようです。
では事前の状態評価
5.0
ナシ
4.5
エアスピネル→3着
ブラックスピネル→1着
プロディガルサン→2着
4.0
ブラックムーン
ダイワリベラル
3.5
ヤングマンパワー
ロイカバード
3.0
タガノブルグ
こちらも上位評価3頭で決まってくれました。
◎はプロディガルサン。
ほぼ3頭同じような持続特化のタイプで、前にいたブラックスピネルが勝ったレースです。
まああの位置取りが全てだったように思います。状態も良かったですしね。
プロディガルサンはしっかり脚を溜めるとこまで溜めて開放という流れ。古馬になってからの初マイルという点を考えればパーフェクトな競馬でした。
今後もっと高みを目指すならば締まった流れにも対応できるように経験値を積んでいかなくてはなりません。たぶん問題ない。
エアスピネルは展開に流されるタイプだということがわかりました。
本来このペースであれば持ったままで4角先頭くらいのポジションでなければならないところ、武騎手が追ってもなかなかギアが上がりませんでしたね。ある意味敗戦理由はサトノアーサーと一緒。
あれで目一杯追って先頭に立っても終いの脚は鈍るでしょうから難しいところでした。
まあこの馬はよりハイレベルなペースでこそ脚が光るのでここでの敗戦はあまり気にしなくていいように思います。
ヤングマンパワーは仕上がってない状態でしたし、3ハロンよりも、2ハロンで勝負したいキレ特化型なので今回の結果は納得。
ただ仕上がったとしてもペースレベルが上がると難しい。クセの強い馬(左にヨレる)なので使い所が難しいですよね。
マイネルアウラートとブラックムーンはポジション取りが謎でした。なにか意図があればいいのですが、陣営の事前の指示に騎手が従った結果ですね。
今週はマカヒキ&サトノクラウン登場の京都記念、有力3歳登場の共同通信杯で非常に楽しみです。春が近づいている感じがしますね。