阪神大賞典2017 サトノダイヤモンド 馬体 追い切り
サトノダイヤモンド
池江厩舎
ディープインパクト産駒
阪神大章典
【馬体】
本当にバランスの良い馬体です。
さすがに緩さは見られますが、それでもポテンシャルを害するような緩さでは無いし、筋肉のハリは最低限見せています。
基本的に適正を「落とす」ことが無い造りで究極の万能型。
強いて言えば内で包まれたときにストライドが活かせず沈む可能性があるくらいでしょうか。
阪神馬場適正もあるし、終いの展開も選ばない。
不利がない限りは勝つでしょう。
【最終追い切り】
栗東 CW 良 並走
52.8-38.7-12.1
始動戦はこんなもんでしょうね。
かなり余力をのこした追い切りです。
それでも池江厩舎は割とタルい追い切りをするときに状態が整っているケースが多い。
有馬記念 1着
【馬体】
一週前の追い切りではさほど良く見えませんでしたが馬体は良く映ります。
菊花賞は究極仕上げでギリギリの状態でしたが、今回は身が詰まって筋肉質な身体になっています。
ステイヤー質のあった前走から厩舎力で馬体を切り替えた様な感覚ですね。
馬体の造りから考えると有馬は向いてくるでしょう。
ただしストライドを大きくとる走法なのでコーナー加速が見込づらく、その辺が割引材料となってきます。
→良い枠に入りました。
外差しが決まるのであれば最高の枠です。
内で揉まれてストライド削って推進力下げるよりも、しっかり外から捲れる枠に入ったことはこの馬にとって非常にプラスに働きます。
【一週前】
栗東 CW 不良 並走
80.8-65.0-51.1-37.2-11.8
時計を出してきましたが、菊花賞時に比べるとややダウンです。
まだ一週前の姿なので上昇の余地はありますが、ピークで迎える有馬記念とはならなそうですね。
割と適正はありそうなシルエットで、長くいい脚を持っているこの馬は向いてきます。
ただ大きいストライドで進むのでコーナー加速は見込みにくくその点を上手くこなす必要が出てきます。
古馬との戦いになりますが全くレベルの差は感じない。
造り・追い切りを見ているかぎり、むしろ全体でも今一番ポテンシャルを感じさせてくれる馬です。
菊花賞 1着
【馬体】
締まりが出てほぼ万全の状態。
改めて見直しても、距離・コース共にフィットする体型であることがわかります。
【一週前】
栗東 CW 良 並走
98.3-81.4-66.2-51.5-37.3-11.5
いやーこれは化け物ですね(笑)
前走から確実に良化しています。
使われて良くなるタイプというのは以前から記載している訳ですが、明らかに柔らかみの増した走法になっています。
【最終】
栗東 CW 稍重 並走
52.9-38.0-11.8
いたって順調です。
神戸新聞杯 1着
【馬体】
ダービー時点で完成されていたのでこの夏の大きな成長は見込めません。
表面上は毛艶がちょっと気になるくらいで筋肉はしっかり起きている状態です。
個人的なイメージでは、使い詰めて身体のやわらかさを取り戻していきたい馬なので休み明けは評価を落とすタイミング。
掻き込むタイプではなく跳びの大きさを推進力に変換するタイプです。適正値も決して高くない。
栗東 CW 重 単走
53.6-38.6-12.0
やはりスケール感は頭一つ抜けている感じがしますが、追われているほどにキレは見せない。
まだダービー時ほどの柔らかさは見えません。
使って良くなっていくタイプだけに、皐月時かそれ以下の仕上がりでしょうね。
その分を差し引いてどれだけ勝ち切る地力が残っているか。
エアスピネルとは対照的で、面白い対決になりそう。