大阪杯2017 展開予想〜結論
大阪杯
このコースの特徴としては、小回り下り坂スパートとなっている点でしょう。
コースの形態上ロングスパート戦になるのがセオリーですが、過去レースを見てみるとラスト2ハロン最速の瞬発力レースになることが多いようです。
各馬チェックした上での展開予想
まずマルターズアポジーですが、基礎スピードが速く、前走も11秒台前半を連発。
それでも終いは落ちなかったように、マイル的な流れを作り出したほうが良さが出ます。
そのためこの馬はある程度速いペースを刻みます。前半はそう考えて間違いない。
問題は中盤、独立した単騎逃げになるのか、またはロードヴァンドールが追う形になるのか、またはキタサンが追うのか。
単騎逃げになった場合は息を入れにかかる可能性があります。
ある程度脚を残しておきたいという意識が働くからですね。
そうなってくると後続とさほど離れることができず3ハロンの瞬発力戦にもつれ込みます。
そのときに有利に働くのは
キタサンブラック
ステファノス
アンビシャス
サトノクラウン
あたりでしょうか。
続いてマルターズアポジーの後ろにロードヴァンドール、キタサンブラックがついていくケース。
マルターズアポジーは4角までハナに立っていたいタイプなので、ロードヴァンドールが後ろにつくとペースを緩めることができません。
そのため道中息は入れずに後続を突き放したハイラップに近いワンペースレースになります。
このパターンで有利に働くのは
ヤマカツエース
マカヒキ
ミッキーロケット
ディサイファ
でしょうか。
マルターズアポジーがとにかくひたすら逃げるような競馬をするのであれば同様に持続戦になります。
有馬ではほとんど影響力のなかった逃げですが、距離短縮で内回りの今回は確実に後続に影響を与える逃げになります。
デムーロあたりはそこを呼んで大胆な競馬をする可能性はありますね。
2番手あたりで進めてサトノクラウンが脚を残せるかがポイントになってきそうです。
キタサンブラックは、できればマルターズアポジーにはついて行きたくないでしょう。
基礎スピードがそこまで高くないので、そこでスタミナを消費すると、この馬の強みであるキレ脚が使えなくなります。
予想としてはハイラップの持続ロングスパート戦になる可能性が高いと思います。
結論
馬場状況は良好です。あまり重さを感じる馬場ではない。
各馬に再度触れてみます。
ミッキーロケット
最内は良い。内で進めて先行ポジから持続スパートかけれる強みがある。
ステファノス
かなりイメージの更新があった馬。
基本は瞬発特化ですが、基礎スピードが速いのでハイラップからでもキレ脚が使える。枠は抜け出しに手間取りそうで良くない。
キタサンブラック
追い切りに強調できる部分が無くなかなか厳しい。
サトノクラウン
やはり今回は見逃したいなあという気持ち。速めスパート対応できないと思う。
ロードヴァンドール
割引材料は少ない。
あとは地力がどこまで通用するか。
ディサイファ
こちらも割引材料は少ない。
相手関係のみ
マルターズアポジー
キタサンにマークが集中すればかなりおもしろい。
アンビシャス
追い切り不安、適正低め
ヤマカツエース
追い切り、 馬体ともに高いレベル。
適正も高いが枠は微妙。
マカヒキ
馬体バランス以外は満点。
外枠も良い。
◯ステファノス
▲ヤマカツエース
△ディサイファ
△ミッキーロケット
△マルターズアポジー