大阪杯 回顧

大阪杯回顧

12.3 - 11.1 - 12.1 - 12.1 - 12.0 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.6 - 12.0

 

展開はマルターズアポジーの単騎逃げ。

特にどの馬が突くこともなくミドルペースに持ち込む。

 

マルターズアポジーが刻んだラップが上記のもので後続(特にキタサン)は更に緩いペースで進めたことになります。

 

のこり5ハロンのところで12.2。

この辺で差が詰まってくるわけだが、後続はそこまでギアを上げることなく進出。

 

そこからはキタサンブラックが躍動という形でした。

懸念していた「ハイラップにならない」というケースが来てしまいました。

 

 

 

事前の状態評価

5.0

サトノクラウン

 

4.5

ロードヴァンドール

ステファノス→2着

ディサイファ

マカヒキ

 

4.0

マルターズアポジー

ミッキーロケット

ヤマカツエース→3着

 

3.5

キタサンブラック→1着

サクラアンプルール

 

3.0

アンビシャス

 

 

当ブログの最終結論

◎マカヒキ 4着

◯ステファノス 2着

▲ヤマカツエース 3着

△ディサイファ

△マルターズアポジー

△ミッキーロケット

 

キタサンブラックはぶった切りでした。

まあこれは後悔していませんw

 

実質スローで流れた上に、進出も容易でした。結果的にややロンスパに近い瞬発力レース。

各馬が各馬の競馬をして一番強いキタサンブラックが勝った。ほんとこれに尽きますね。

 

 

唯一ステファノスはキタサンを意識して前目のポジション。

ただ、ギアを上げキタサンに被せに行きたいところで、キタサンもしっかりギアを上げて逃げるような形を作る。

こうなると直線詰めることもできず。

 

こういう点も含めて武は本当にサラっとすごいことをしますよね。

 

マカヒキ含め多くの馬は自身の競馬に徹するという形で、やはりあのペースでキタサンをベストポジションで楽に進めてしまった。

 

結局はミドルに落とし込んだマルターズアポジーが全てを許しているといった感じで、さすがにあのペースだとポジション取りが全てになってしまいます。

 

 

後続も詰めていますが、それは自身の競馬に徹した結果伸びたわけであって結局善戦狙い。勝ちに行ったかというとそうではなくて、マカヒキはあのポジションから差せるワケもなく。

ヤマカツエースも同様です。

 

 

やはりこのペースで圧倒的なポテンシャルを持った馬が絶好のポジションにいる。

このポジションにマカヒキやヤマカツエース、強いてはサトノクラウンあたりはいなくてはいけなかった。

 

 

各馬が自分との戦いという感じで、どうもキタサンを倒すというような競馬ではなかったように感じます。

 

 

ただそれをさせてないのも武なんだなというのはジャパンカップのときの神騎乗で感じています。本当に人馬一体。素晴らしいコンビで将来語り継がれる名馬になった。

 

 

ここまで1人舞台だともう逆らえないですよね。

あと残す敵はサトノダイヤモンドだけでしょうが、その決着も春についてしまいます。

見たいようで見たくないですねー

このレベルでレースを支配してしまったら天春はキタサンとサトノどっちが勝つかの1点だけでしょう。

 

 

他馬についても記載しておきます。

 

マカヒキ

やはりもう少し前が崩れるような展開でキレ脚を活かしたい。

前も生きる展開だと前走同様に差し切れない。

今回は大分状態を上げてきましたが、ダービー馬とは言え絶対的な存在ではなくて展開次第になってきます。

 

 

ステファノス

急遽2番手まで評価しましたが、やはり基礎スピード面が高くて、そこから瞬発力を繰り出せるマイラー質の高い馬です。

このブログでも再三記載していますが、藤原厩舎の中心馬はステップレースで走らせません。その点含めて次走も検討します。

 

ミッキーロケット

なぜスタート直後にインを取りに行かないのか。わざわざ外に出して消極的な競馬に驚きました。これなら直線向いて前が開かないほうがマシだと思うのは自分だけでしょうか。

 

サトノクラウン

事前の予想よりは割と展開は向いたと思います。ただ重い馬場で瞬発力レース以外は走らない馬です。

今回は少し軽すぎましたかね。