ステファノス 馬体・追い切り

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ステファノス

藤原厩舎

ディープインパクト産駒

母父クロフネ

 

安田記念

一週前追い切り

栗東CW

85.1-67.7-51.8-37.9-11.5

一週前らしくしっかりと負荷を与える追い切りです。鞍上は戸崎。

時計も良いですし、馬体も充実しています。

 

久し振りのマイルとなる今回のレースですが、遡ると3歳時の富士Sで勝ったとき以来となるので、実に約3年振りのマイルということになるようです。

 

ちなみにその時の有力出走馬はロサギガンティア(3着)ダノンシャーク(7着)くらいで、近走戦ってきた相手と比べるとやはりレベルは落ちます。

 

その中で勝ったからと言ってマイルは対応できる!というのは少し安易な考えだと思っていて、僕個人としてはマイルのペース、とくに例年のような安田記念のハイペースにはステファノスは合わないと考えています。

 

その理由として

「後駆の旋回」に少し特徴があることを紹介したいと思います。

 

ステファノスは後ろのお尻の部分が非常に柔らかく、正にディープ産駒と言った感じなのですが、

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柔らか過ぎるために(少し語弊がありますが)このようにかなり上の方にまで突き上がるような蹴り返しになってしまいます。

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そして戻す際もしっかりと折りたたんで、大きな円を描くような後駆の使い方をするんですね。

 

この動きが大きいことで、爆発的なキレ脚を実現させているのですが、ハイペースのマイル戦で必要なのは、「素早い脚の運び」です。

 

やはり旋回が大きいことで動きにゆとりが出来るため、速い流れに対応しにくいという欠点が出てしまう。

 

実際に好走したレースを見てみても、

大阪杯、天秋、宝塚、鳴尾記念と全てラスト2ハロン最速の瞬発力レースとなっているのですね。

 

「溜めて→弾ける」

というような競馬がハマって好走できたパターンが多い。

 

ただ、前走は積極的に進めて2着を確保。川田Jのファインプレーでした。

少し新境地を切り開いた感じがありますが、今回はあまり積極的には進めない戸崎Jです。この乗り替わりはあまりプラスには働かないでしょう。

 

 

 

もう一つの懸念材料

この馬、狙いは宝塚の可能性が高い。

川田Jはサトノアラジンに乗るワケですが、近走の内容を見ると明らかにステファノスのほうが乗れている。

先約等の背景もあるのでしょうが、藤原厩舎と戸崎Jの信頼関係から考えるに、この安田記念で一度戸崎Jに戻して2走目の宝塚記念で勝ちを獲りに行こうという意思がありそうです。

 

現に大阪杯ではキタサンブラックに次ぐ2着なワケですから、実質キタサンブラックを倒す1番手の立ち位置にいるのがこのステファノスです。

 

また造りを見ても、強く太い脚回りで阪神のパワー馬場にはかなり合っている印象。

 

ステファノス馬体写真

競馬ブックコーナー

 

そして距離も伸びて適正距離に戻る。

更に藤原厩舎はレース仕上げタイプの厩舎です。

馬体を見る感じだとしっかり造り込まれてはいますが、大阪杯時と比べるとややふっくらしています。

 

メイチだった大阪杯時のステファノス

競馬ブックコーナー

 

推測ではありますが、この馬体の違いを見ると安田記念で叩いて本番は宝塚の可能性が高い。

藤原厩舎は明らかなステップレースの際には勝ちを意識しない厩舎です。

 

 

これらを統括した上で浮かび上がってくる必要な好走条件は

 

・ある程度前につけて、旋回の大きさが生み出す基礎スピード不足をケアする。

・スローペースになる

・無理なく前につけられる内枠

 

この3点です。

これらが揃わない限りは今回は狙いにくいタイミングです。