【オールカマー】追い切り・馬体チェック2016
【オールカマー】追い切り・馬体チェック2016
オールカマーGII 中山2200外
先行でインをロスなく立ち回れる馬が有利なコース条件。中山の芝条件を満たす馬であれば捲っても3着内率は高め。
基本追い込みの馬は届きません。
向こう正面から坂を使っての進出。
直線は短いがスパートは早め。長く良い脚を使えるタイプを狙います。
上がり上位の馬は結果とあまりリンクしてきません。1番人気の馬はそれなりに好走できている舞台。絶対的な存在の馬であれば大きく崩れる舞台ではない。
ただ地力よりもコース形態にフィットした馬が好走できます。
アクションスター 音無
栗東 坂路 重 並走
54.0-39.5-25.6-12.9
音無流でも無く、ラップもイマイチ。
純粋に動きだけで見るとフットワークの良さが映し出されているのですが、そこに時計が伴わなさ過ぎる印象です。
中間も大きく負荷はかけておらず間隔が空いていることがそのままレースに影響しそう。
エーシンマックス 西園
栗東 坂路 重 単走
53.2-38.5-25.4-12.9
意欲的に走っているのですが、脚が止まってしまいます。ムチを入れるもギアは上がらず...といった内容。少しチグハグな印象ですが、馬自身の内面は充実しているタイミングです。
ゴールドアクター 中川
【馬体】天春惨敗後の休み明け初戦。状態は良かっただけに適正負けでしたか。その時と比べるとやはりまだ太さはあります。
ただ、もうすでに結果を残している馬ではありますがここに来て本格化したような印象です。
その成長分があるとしたら大きく崩れることは無いかと思います。
美浦 南W 不良 並走
83.5-67.0-52.3-38.2-13-1
敗戦を切り替えてじっくり作り上げてきた効果が感じ取れる追い切りです。
前に1頭置いて溜めてからの、横に出してスッと伸びる動き。馬体で感じた成長力は追い切りでもリンクします。
硬さの無い美しいストライドが間隔の空いた今回でも見ることができます。状態は相当に良いです。
マリアライト 久保田
【馬体】
思っていたよりも仕上げてきた印象。
宝塚時点と比べるとさすがに太いですが及第点の締まりは出ている。
追い切りを見てからですが、内面も充実しているであろうタイミング。
美浦 南W 不良 単走
71.1-54.8-40.0-13.4
良くも悪くもステップ使用の仕上がり。特に強く推せるポイントもなく、この馬なりにという造りです。極端に言うと太目感はあります。
宝塚比較になるとやっぱり評価は下がりますが、休み明け日経賞と比べると遜色ない動き。相手関係で好走できる地力はありますが、確勝レベルではありません。
ワンアンドオンリー 橋口
【馬体】
結果が伴っていないので過去比較が難しいですが、良くも悪くも大きく変化の無い馬体です。
馬体だけの純粋な評価なら「良い」と判断できます。
内面への刺激が欲しいタイミング。
栗東 CW 重 並走
85.4-67.8-52.3-38.3-12.9
個人的には好きでは無いダービー馬ですがここまで落ちると応援したくなりますよね(笑)
全盛期のイメージで言うと舞台設定としてはベストです。
中間は非常に熱心に乗り込まれており何か変化を期待する陣営の動きは感じますね。この馬の場合は内面の上昇が課題なのでそこを促す追い切りではあります。
それでも最終の映像を見る限り、闘争心はまだ薄いかなあという印象です。
サトノノブレス 池江
【馬体】
池江陣営としては大きなところよりもG2を中心にといった意図を感じさせるポジションの馬。
それだけにここへの本気度も高そうな馬体の造りで状態はかなり良いです。
昨年は惨敗でしたが年を重ねて今回はこなせる可能性はある。
栗東 CW 重 単走
55.8-40.6-12.8
最終追い切り自体は軽めの内容。いつもは並走でビシッと追うのがパターンですが、単走で調整的な動きです。最近の池江厩舎の最終はこのパターンが多いのでその型に当てはめるなら状態は良いと判断できます。それでも強調材料としての弱さはある。
クリールカイザー 相沢
【馬体】
中山2200の相性が良い馬ですが今回の馬体はあまり評価できるタイミングでは無さそうです。
前駆は筋肉隆々で良いのですがちょっとそれ以外の部分でのハリが弱く若干の疲労感があります。
美浦 坂路 重 53.0-38.3-25.2-12.8
力強い脚捌き。若干頭高いものの前走時よりもしっかり良化しており状態の良さを感じることができます。
適正値高めで、中間も負荷をかけており陣営としても獲るべきレースと位置付けていることは理解できます。加齢の影響は感じないので例年のアプローチで好走できる。
サムソンズプライド 杉浦
【馬体】
初見です。
馬体重の割にはコンパクトに収まっている印象。
しっかり掻き込めそうな筋肉質な馬体で適正値は高そうですね。
使われていることもあって馬体はこの馬なりにピークの状態でしょう。
相手関係から考えるとこの舞台で好走するにはもう少しトモのレベルアップが欲しい。
美浦 南P 良 並走
69.1-53.5-39.1-13.0
それなりに動けています。
カレンミロティック 平田
【馬体】
馬体自体は全く加齢を感じない美しい皮膚感です。間隔は空いていますが太め感の無い程よいハリで状態は良い。
表面上の見た目はフレッシュですが、コース適性は以前のパワー質から軽い馬場設定馬へとシフトしています。
栗東 坂路 重 単走
53.0-38.4-25.1-12-7
追い切りでの評価が難しくなっている馬です。あまり追い切り自体と結果はリンクしません。
ただ時計は天春時と変わらない内容で、そこだけを判断材料にするならば評価をしても良いでしょうね。タイミング的には静観の場面です。
ショウナンバッハ 上原
美浦 南W 不良 単走
53.5-38.8-12.5
最終単体で見れば良い頃と遜色ない動きで状態は良さそう。中間の本数も少なめでフレッシュな状態のほうが動けるタイプかなと推測できます。
AJCCを好走した通り舞台設定としては狙いたいタイミングです。そこで戸崎配備であれば本気度は高いでしょう。
ツクバアズマオー 尾形
美浦 南W 不良 単走
66.0-50.7-37.1-12.6
良いですね。全身を使ってフットワーク良く走れています。ステゴ産駒っぽさはあまり感じませんが函館記念を好走できている通りパワーは持ち合わせている脚周りです。
ここまで意欲的な調教過程をクリアしており内面も充実しているタイミングです。
マイネルメダリスト 上原
美浦 坂路 重 並走
53.6-39.0-25.9-13.4
最後脚が止まっています。意図的ではありません。静観。
追い切り評価
5.0
ゴールドアクター
4.5
4.0
クリールカイザー
ツクバアズマオー
3.5
ショウナンバッハ
3.0
サトノノブレス
マリアライト
神戸新聞杯 追い切り・馬体チェック
スプリンターズステークス 追い切りチェック
今回の参照サイト
【コース適正&過去レース】
レース適正やコース情報は競馬データベースKLANから取得しています。
個人ページも作成でき、競馬ノートとしても使用可。
【馬体写真】
【追い切り映像】
追い切りの見方について書きました