安田記念 2017 傾向・展開・追い切り

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安田記念

傾向

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速いペースのマイル戦なので、勝ちきるのなら3枠以内は欲しい。

逆に6枠より外になると勝率はガクンと落ちてしまう。

 

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逃げ・先行馬が有利。

持続的に脚が使える先行馬が好走できるのがハイレベルの東京マイル。

逆に追込馬はノーチャンス。

 

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大きな締まり緩みはないです。

基礎スピードが問われる舞台で、そこに対応できないタイプは難しい。

一応東京コースだけあってラスト2ハロン勝負。

基礎スピードを問われつつも一定のキレ脚が必要。

 

・3枠までの内

・先行馬

・基礎スピードがあって、更にキレる脚

 

 

 

馬体・追い切り

 

イスラボニータ

追い切りでは、非常に収縮力があって、爆発的な脚を見せています。

馬体もいい感じに絞れており素晴らしいバランス。これは逆らいにくい。

 

最終追い切り

美浦 南W

68.2-52.0-37.5-12.1

馬体が重なって見えませんが、反応良くギアを上げて時計は上々。

一週前の追い切りで既に柔らかい身のこなしを確認できているので全く問題ありません。

以前よりも重心が低くなって良いですね。ここに来て完成したイメージ。

 

 

ステファノス

こちらも柔らかさが出ていい雰囲気。ただ後駆の旋回が大きくゆったりしているので速いマイルは適正落ちです。

単純に溜める競馬か、距離を伸ばして2000程度が良い。

 

最終追い切り

栗東CW

65.7-50.9-37.3-12.0

軽く走っているように見えますがかなり速い時計ですね。

しっかり追い切っていないのもありますが、前の出は良くないので前駆を中心に少し緩さを残している可能性があります。

 

ステファノス考察記事

ステファノス 馬体・追い切り - よもうまの追い切りシリーズ

 

 

サトノアラジン

銭型浮いて活力あるタイミング。

追い切り映像はナシ。

大前提として外に出さないといけない馬なので、他馬からワンテンポ遅れてしまいます。これは今レースでは致命的。

 

最終追い切り

栗東CW

84.6-67.0-51.7-38.4-11.6

池江厩舎としては、6ハロンで負荷をかける内容だとあまり良い仕上がりは見込めません。

走りを見ていても、どうも首から前脚にかけて硬さがあり、全身の連動性を削いでいる感じです。

一週前の追い切り映像もないし、JRAとしてもこの馬への期待値は低いのでしょうか。

 

 

レッドファルクス

馬体に見栄えはしないが、ある意味いつも通り。

脚が長いのでマイルは大丈夫。

蹴り返し良くハイペ対応できるのが強みですが、前の出が硬いので東京は少し軽すぎて適正ダウン。

 

最終追い切り

美浦南D

64.3-49.3-36.6-12.6

強く追われており、かなりパワフルな走りです。

ダート仕上げかぁと思い、前走を確認したところ前走の最終は芝追い切りでした。

それで勝つのですからこの厩舎は難しい...

 

 

ロゴタイプ

昨年級に良いです。

歳を重ねているので、休み明けフレッシュな状態のほうが良いのかもしれません。

 

最終追い切り

美浦南W

82.3-66.0-51.5-37.2-12.0

調べてみると、中間にアクシデントがあったようです。それでも追い切り見てる感じだと、全く問題のないどころか前走時よりもかなり良化している雰囲気です。

前後柔らかく使えており非常に連動性のある脚の運びです。

 

  

エアスピネル

マイラーズカップがあまりにも仕上がりすぎていたので、そこ比較だと少しダウン。

追い切りも硬い。ちょっとピーク過ぎたかな?

 

最終追い切り

栗東坂路

51.8-37.9-25.0-12.6

一時期の良かった頃と比べるとやや躍動感にかける動きです。

少し落ち着きが出てきてしまっている印象。

軸がブレずに真っ直ぐ駆け上がる内容でしたが、前後の脚の動きはおとなしく硬さがある。

時計は良いし、中間も充実しているようなので杞憂に終わる可能性もありますが、個人的には嫌いたいタイミング。

 

 

アンビシャス

バランス良く仕上がっていて良い雰囲気です。ステファ同様に大阪杯よりも今回のほうが良い。

あまり基礎スピードが速いタイプではないので、ハイペの東京マイルをこなせるかは疑問。スローに落ちるならチャンスあり。

 

最終追い切り

栗東坂路

52.9-39.0-25.7-13.2

スッと軸を作って真っ直ぐ駆け上がってきます。

最後苦しいところで再度しっかりと追われる内容。

並走馬にも先着して、なかなか充実した最終追い切りでした。

 

 

ブラックスピネル

ちょっとメリハリなくダラっとしています。一線級に混じると少し物足りない雰囲気。

追い切りも硬い。スピード勝負には向いていません。

 

最終追い切り

栗東坂路

54.1-39.0-15.1-12.2

手前を変えてからはかなりパワフルに動けています。

その動きが継続的に出来れば良いのですが。

音無厩舎の時計の出し方としては、あまり評価できない。

 

 

 

ヤングマンパワー

この馬なりに仕上げてきました。

もう少し筋肉の容量があればいいのでしょうが、その分収縮性はあるので補える。

 

最終追い切り

美浦坂路

53.1-38.6-24.6-11.9

この馬らしい活力ある動きです。

やわらかさも確認できるし状態面は良いでしょう。

時計も出ているし出走タイミングとしては完璧。

 

 

クラレント

ハリがあって年齢は関係なさそう。

追い切り映像はナシ。

 

最終追い切り

栗東坂路

53.0-38.4-25.1-12.3

軽さがあって良いですね。

軸の安定がないので推進力は削がれていますが年齢を感じさせない柔らかい動きです。

 

 

デンコウアンジュ

全体のバランスが良くなって成長した姿。

こちらも追い切り映像はなし。 

→回避

 

 

トーキングドラム

かなり造り込まれた印象で究極の状態。

追い切りも良くて状態は抜群。

ただ首の使い方が悪くベクトルが真っ直ぐ前を向いていない。

直線長い東京だと推進力不足。

 

最終追い切り

美浦南W

85.5-69.3-53.9-38.9-12.2

終始馬体が重なっていて見えません。

追われてからはスーッと反応良くギアを上げます。

単走から並走に切り替えて、レースに向け闘争心にきっかけを与える追い切り。

実績は弱いですが、この相手でもやりあえるポテンシャルはあると思います。

それほどに推進力の高い走法です

 

 

グレーターロンドン

馬体写真なし。

かなり大きい助手に追われてもスイスイ伸びます。

大型馬ですが、しっかり柔らかさをもって進めている点は素質を感じます。

反面、前の出が硬いので東京ベストではない。距離自体ももう少し伸びたほうが...

 

最終追い切り

美浦南W

51.8-37.2-12.7

3頭併せの真ん中で、馬群から抜け出すような形の追い切りです。

動き自体は非常に良く、スッと反応良くギアを上げています。

身体の造りから見ると不器用そうですね。

そうなると不利があっても外を回す競馬になるのかなあという印象です。

 

 

サンライズメジャー

最終追い切り

栗東坂路

54.5-39.8-25.7-12.6

非常にこの馬らしい軽さをもった追い切りです。

単走馬なりで楽に走らせており仕上がりは完了しています。

 

 

ディサイファ

最終追い切り

美浦南W

54,7-39.3-24.9-11.9

前に一頭置いて直線向いて交わす。そこから更に突き放すという質の高い追い切りです。

そしてその突き放す際の加速レベルも高い。動きも柔らかく躍動感があります。

 

 

ロジチャリス

美浦南W

82.4-67.5-52.7-38.4-12-5

終始馬体が重なっており評価が難しい...

 

 

 

 

一週前時点での評価

 

◎ロゴタイプ

◯イスラボニータ

▲ステファノス

△トーキングドラム

△グレーターロンドン

△アンビシャス

 

ロゴタイプとイスラボニータはケチのつけようのない状態です。

先行脚質ですし、外枠に入らない限りは勝ち負けでしょう。

 

それ以下の馬は状態面は良いですが、東京マイル適正の部分で少し弱点がある馬たちです。

グレーターロンドンの取り捨ては難しいと思いますが、現時点での判断だと

 

「この中に混ざっても遜色ない素質。

ただマイルは忙しいし、ある程度は重さを要する舞台が良い」です。

 

そういう意味では宝塚なんかは相手強化ですが適正値高そう。

 

最終追い切り後の評価

5.0

イスラボニータ

ロゴタイプ

 

4.5

トーキングドラム

ディサイファ

 

4.0

ステファノス

ヤングマンパワー

グレーターロンドン

 

3.5

レッドファルクス

アンビシャス

クラレント

サンライズメジャー

 

3.0

エアスピネル

ブラックスピネル

 

結論

後日更新