桜花賞 回顧

波乱の桜花賞

レースラップはこちら

12.7 - 10.9 - 11.1 - 11.8 - 11.8 - 11.5 - 11.9 - 12.8

 

稍重発表でしたが、かなり水を含んでいるようではっきりと道悪適正が問われる舞台となりました。

 

そのような馬場状況でありながら締まった展開。

ラスト3ハロンでグッとペースアップするものの、終いは時計がかかりました。

 

 

 

当日は晴れるということで、蒸発した上でのやや重かなという事前予想でしたが、終始曇りで水が残る状態。

 

見てくれている方には申し訳ないのですが、直前になって◎を変えました。

 

◎だったカラクレナイ。

どう考えても走法的に現状の馬場は合わないと感じました。

そして無印だったリスグラシューを◎へ...

 

全ては馬場適正。

展開面と枠でリスグラシューを嫌っていたのですが、ここはとにかく馬場適正を重視しようと思いリスグラシューを評価。

 

ソウルスターリングもカラクレナイ同様渋った馬場は合わないとの判断でそのままま2番手評価。

 

 

一応言い訳はこの辺にして...(笑)

 

 

勝ったレーヌミノル。

正直この馬も渋った馬場は合わないイメージだったので驚きでした。

道中締まったことは相当な後押しになったと思います。

次走オークスは長いです。それは周囲が予想している通り。マイルへ向かうでしょう。

なにより今回感じたのは池添は素晴らしい技術を持った騎手だなということ。

 

やはり騎手は自身の意思を持って乗るべきだと思いますね。

馬の能力を出すためにあえて動かないというのも一つだと思いますが、騎手が事前にペースや適正を読んでアプローチすることのほうが大事。

 

田辺、武、デムーロ、そして池添

このあたりはなんとかしようという感じがあって好きです。完全に個人的な評価なので、みなさんの評価はまた別にあるとは思いますが。

 

 

対照的に戸崎やルメールは今年は動かないですね。気持ちよく走らせて直線で出し切るようなスタンスでしょうか。

東京新聞杯の戸崎、先週の大阪杯のルメールなんかは特に顕著にその傾向が出ていたかと。

 

うん。騎手大事。

 

 

 

リスグラシューはとにかく馬場適正が高かった。

こちらもレーヌミノル同様締まった展開になったのも良かったですね。

オークスでこそと言われていますが、個人的にはオークスでは買いづらい1頭だと思っています。

オークスは東京ですが、瞬間的な脚が必要なレースです。

 

 

 

そしてソウルスターリング。

渋った馬場が全てとは思いませんが、結果的にポジションを取らなかったのも、直線伸びなかったのも馬場が原因ではあるでしょう。

嫌がってでももう少し強引に前でポジションとれたら良かった。ただ絶大な人気がそうさせなかったというところでしょうか。

 

 

直前で嫌ったカラクレナイですが、結果4着と頑張りました。

ただし外を回しての4着です。

荒れた内を突いても伸びなかったでしょう。

 

 

アドマイヤミヤビは忙しい展開についていけませんでした。その1点でしょう。

 

 

最後に多くの有力馬の次走となるオークスで評価したい1頭を記載しておきました。

その馬かよって言われそうな1頭です(笑)


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阪神牝馬ステークス2017 追い切り状態チェック

阪神牝馬ステークス

アットザシーサイド

浅見厩舎

キングカメハメハ産駒

栗東 坂路 良 並走

58.2-41.4-26.7-13.3

 

繋ぎ長くスラッとしているところからも、前走は少し忙しすぎました。

マイルでも長いところですが、道中収まるのは好都合です。

終いの脚もあるタイプで適正は高め。

 

大分リラックスした追い切りで仕上がりの良さは感じます。

 

アドマイヤリード

須貝厩舎

ステイゴールド産駒

栗東 坂路 良 並走

56.8-40.5-25.9-12.5

 

筋肉質で持続力タイプ。グリップは良いので道悪は向きます。

馬を前に置いて脚を溜めて交わす追い切り。

まだ調教的な意味合いの強い内容ですが、動きは活力があって良い。

 

エテルナミノル

本田厩舎

エンパイアメーカー産駒

栗東 CW 良 単走

83.2-66.5-52.2-38.2-12.3

 

 

クイーンズリング

吉村厩舎

マンハッタンカフェ産駒

栗東 坂路 良 並走

53.4-38.5-24.7-12.3

 

デムーロで追い切りです。本気度高め設定。

休み明けですが、あまり過度な追い切りにならないよう抑えていますね。

完全な立ち繋ぎの為、道悪は全く苦にしません。

また造り的にも阪神マイルは適正高い。

信頼できるタイプの人気馬です。

 

クリノラホール

谷厩舎

ダイワメジャー産駒

栗東 坂路 良 単走

54.5-39.0-25.2-12.4

 

クロコスミア

西浦厩舎

ステイゴールド産駒

栗東 坂路 良 単走

55.7-40.2-26.0-12.5

 

ゆったりと言うよりも硬さが残っていてスピード感が無いですね。

ただ持続タイプの逃げ馬なのであまり気にすることはないと思います。

 

単純な適正値は低い馬ですが逃げることで補える可能性はあります。

ただそうなるとキレ脚がない分、ある程度のペースを作らなくてはいけませんが重い馬場がそうすることを困難にしています。

 

タッチングスピーチ

石坂厩舎

ディープインパクト産駒

栗東 坂路 良 並走

52.6-38.6-25.1-12.6

 

完全に闘争心が失われている馬。

追い切りはとても良いので何かきっかけを掴んで欲しい。ブリンカーつけたり、距離短縮したりと陣営も試行錯誤してるタイミングでしょう。

終いに対する適正自体は高めです。短い距離で終いにかける競馬をすれば可能性はありそうです。馬場が悪くなるのはあまり良くない。

 

ダンツキャンサー

栗東 坂路 良 単走

53.3-38.8-25.4-12.9

 

 

デニムアンドルビー

角井厩舎

ディープインパクト産駒

栗東 坂路 良 並走

53.7-38.6-25.2-12.8

 

少し硬さがありますね。やや加齢の影響が出始めているかもしれません。

ダートで走らせていることもあり、道悪は気にならない足周りですが、持続特化でズブさがあるので阪神マイルの適正は高くありません。

 

デンコウアンジュ

荒川厩舎

メイショウサムソン産駒

栗東 坂路 良 単走

53.1-38.2-24.7-12.2

 

典型的な曲飛で瞬発特化タイプ。

そういう点で終いはハマりそうですが、足周りが繊細な造りなので軽い馬場のほうが合います。

休み明けということもあり、まだ全身を使った動きではない。

 

トーセンビクトリー

角井厩舎

キングカメハメハ産駒

栗東 坂路 良 並走

53.2-38.8-25.5-13.0

 

ある程度完成されているのでしょう。

瞬間的に脚を使って、後は流す内容です。

若干バラつきがありますが、パワフルでまずまずの動き。

展開は締まったほうが良く、今舞台への適正は高くない。また道悪は歓迎しづらいところがあります。

 

ヒルノマテーラ

昆厩舎

マンハッタンカフェ産駒

栗東 坂路 良 単走

52.9-38.1-24.7-12.5

 

しばらく結果が出ていませんが、追い切りは良いですね。

単走で強く追われる内容。力強い動きです。

基本的な適正値は高い馬ですので好走のきっかけが欲しい。

 

ミッキークイーン

池江厩舎

ディープインパクト産駒

栗東 CW 良 並走

52.7-38.6-12.0

 

休み明けでも全身のフットワークで動けており良いです。

できれば軽い馬場で勝負したいところですが、相手関係と状態面から崩れにくいタイミングではあります。

 

 

追い切り評価

5.0

 

4.5

ミッキークイーン


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4.0

アットザシーサイド

アドマイヤリード

クイーンズリング

 

3.5

デニムアンドルビー

トーセンビクトリー

 

3.0

クロコスミア

デンコウアンジュ

 

 

結論

◎クイーンズリング

まだまだ余裕残しですが、素直にクイーンズリングでいいのかなと思います。

あとは追い切り評価高めのリンク先の2頭。

内面的には凡走の可能性高いですが、何かきっかけを掴んで欲しい。

阪神牝馬ステークス2017 傾向・展開予想

阪神牝馬ステークス

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1ハロン延長となった今年の阪神牝馬ステークスです。

桜花賞と同じ舞台となり、開催時期から考えても展開は桜花賞ベースで考えて問題ないでしょう。

 

 

ただ3歳世代戦よりは確実に出走メンバーのレベルが高まっているので、その点を考慮して展開を予想すると

 

 

・出走馬にもよるが、道中は極端には緩まない

 

・立ち回りの成長がある為、必ずしも外有利にはならない

 

この2点でしょう。

 

ただ雨の影響で内が渋くなるだろうし、今年に限っては外差し有利になる可能性が高いです。

桜花賞2017 ライジングリーズン 馬体 追い切り

ライジングリーズン

奥村厩舎

ブラックタイド産駒

母父キングカメハメハ

 

馬体

ブラックタイドと言えばキタサンブラックですが、同じ産駒でも造りは異なるようで、こちらは母系の影響が強いようです。

 

かなりまとまった造りで小さめの骨格にギュッと筋肉をつけたような感じです。

 

前走を見ていても持続特化タイプの脚で、弾けるような走法。

やや今回は適正外ですが、レースの流れが締まって淡々と流れるような展開になってくれればこのメンバー相手でも勝ち負けできます。

 

状態面は非常に良いです。トモのハリなんかは申し分ない。

 

一週前追い切り

美浦 南W 稍重 並走

68.6-53.7-39.1-13.2

 

並走馬と重なって動きは見えないのですが、持ったままで並びかけ騎手のサインにしっかり反応してギアを上げています。

 

操縦性は高そうで良いですね。

 

最終追い切り

美浦 南W 良 並走

69.1-53.9-39.5-13.1

 

今週も重なって見えません。

馬体が素晴らしいだけに筋肉の使い方を見たかったのですが残念。

 

下記リンク先に状態面の5段階評価を記載しています


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