天皇賞春2017 キタサンブラック 馬体 追い切り
キタサンブラック
清水厩舎
ブラックタイド産駒
母父サクラバクシンオー
馬体
ジャパンカップ時のような究極の状態。
大阪杯は勝ったもののまだ上積みを残した状態で、今回はその上積みをクリアして出走できるタイミングです。
昨年の勝ち馬でもあるし適正面は申し分無い。
一つ気になるポイントがあるとすれば、前駆を中心に肩回りの筋肉が隆起しているので前の出が硬くなっていないか。
まあ杞憂に終わるでしょうが、細やかな点でも今回の対決には大きく影響するでしょうから気をつけたいですね。
有馬記念は割とタフなレースで一定の持続戦ですが、今回は平坦キレ戦。
この馬にとっては大きな追い風になることは間違いない。
あとはいい加減に早めに捲る有力馬が現れるかどうかでしょう。
この馬を差しにいくのではなく、早め進出で直線に進出するよりも早くキタサンの前に出る馬が現れるかどうか。
基本的には溜めたまま終いの脚を活かしたいタイプの逃げ馬なので、そのギアを上げるタイミングが早めになるように操作できるか。
横典あたりはそれが出来るハズでひとつのキーになるでしょう。
一週前追い切り
栗東 CW 重 並走
82.7-67.4-52.7-38.6-11.7
全体的にパンプアップしてて、大阪杯のときとは比べものにならないほどスケールアップしています。
馬なりですが時計は良くて好調そうです。ただ動きは若干硬い。
最終追い切り
栗東 CW 良 並走
98.9-82.0-66.4-52.1-39.1-12.1
まだ上体は高いですが、蹴り返し良く、しっかりリズム良く跳べています。
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天皇賞春2017 サトノダイヤモンド 馬体 追い切り
サトノダイヤモンド
池江厩舎
ディープインパクト産駒
馬体
前走を叩いて完璧に仕上げてきました。
ちょっとこれほどに美しい馬体は見たことがありません。そういうレベルです。
柔らかいフットワークと後躯の造りからも、京都適正はかなり高く有馬記念以上のパフォーマンスが期待できるコースです。
馬体自体も有馬記念時から更に成長したような雰囲気で、地力アップ&京都替わりによる適正アップでキタサンブラックよりは上に評価したいです。
あとは展開ですが、操縦性抜群のこの馬がキタサンブラックを射程圏に置いて競馬さえすれば、まず負けることはないと思います。
一週前追い切り
栗東 CW 稍重 並走
82.7-67.4-52.8-38.3-11.9
全身の筋肉をフルに使って走れてます。
並走馬を意識した追い切りを消化したかったところですが、馬自身は意欲的に動けているので問題ないでしょう。
最終追い切り
栗東 CW 良 並走
53.2-39.0-12.0
池江流の仕上がりを表す、負荷を与えない追い切りでした。順調。
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天皇賞春2017 展開 傾向
天皇賞春
外回り1週半の京都3200
軽い馬場、長い下り坂もあって実質そこまでタフなコースではありません。
好位抜け出しが最も勝ちに近い。
京都外回りは基本的に瞬発力戦。
ポジション獲りには苦労しないので枠の有利不利はほとんどないでしょう。
バラつきはあるものの、ラスト4ハロンからぐっとペースアップしてラスト2ハロン最速の瞬発力戦。
このあたりは距離が長くなってもかわりません。
データ取得先
もちろん距離が長いので、ステイヤー質は問われるもののスタミナを削り合うような消耗戦ではなくて、しっかりと決め脚を持って伸び切れる馬が好走できる。
やはり脚が長くスラッとした馬、繋ぎが長く柔らかい馬が好走している背景があります。
前述しましたが持続的に脚を使って好走するタイプよりも、しっかりと決め脚を使うタイプが良いです。
ゴールドシップが勝った年のように、2着がフェイムゲームと、1・2着ともに持続タイプとなるケースもありますが、基本的には稀なケースとして処理しておきたい。
マイラーズカップ 回顧
レースラップ
12.4 - 11.2 - 11.7 - 12.1 - 11.4 - 11.3 - 10.8 - 11.3
前半緩んで、後半は巻き返すような持続ラップ。
予想よりも仕掛けは早く持続的な脚が必要になりましたが、その中でもしっかりと抜け出す脚が必要で、それがラスト2ハロンの10.8に表れています。
つまりマイル的な流れを維持しつつ瞬発力も求められる展開となりました。
では事前の状態評価
5.0
ナシ
4.5
エアスピネル→2着
イスラボニータ→1着
4.0
フィエロ
3.5
ヤングマンパワー→3着
ダッシングブレイズ
プロディガルサン
ブラックスピネル
3.0
クルーガー
◎はイスラボニータでした。
基礎スピード高く瞬発力高めの馬なので展開がハマりました。
久しぶりのルメールの重賞好騎乗もありましたね。良かったー
エアスピネルはもっと持続勝負でラストが落ちるような消耗戦が良いです。
エアスピネルのページでも記載しましたが、緩い展開になりがちなステップレースでは取りこぼします。
ただ本番では力を発揮できるタイプでもあるので、ここで少しでも人気を落とすのであればおいしい。
ブラックスピネルはやっぱり前走、前々走と展開がハマりすぎた感じがあります。
重くならない限りは東京マイル京都マイルでは必要ないかなあというイメージ。
プロディガルサンはまだ状態上げてないので度外視でも良いでしょう。
フィエロは期待していましたが福永とリンクできていなかったですね。
前走でスプリント的な内面になってしまいマイルだと制御が効かなくなったようでした。本気度高かっただけに残念。
ヤングマンパワーはしっかり前受けして、終いの適正の弱さをフォロー。やりきった結果でしょう。
また考察記事を更新できなかったフローラステークスは荒れるべくして荒れたレースです。有力馬が適正低く馬体も完成されていなかった。
最後に個人的な話になりますが会社の人事異動で忙しくなり、競馬に向き合えない時間が続きそうです。
また雪が溶けて草野球チームの監督業も再開したので競馬どころじゃない!
いや意地でもやりますがw
草野球のほうは4年目になり人数も増えてきてレベルが上がっている反面、本格的に自分の選手引退が見てきました...
監督業に精を出しますかね。
さて今週は天皇賞春ということで、現状の2トップが対決することになるわけですが、軽く馬体を見る感じどちらも相当な質の高さを見せています。
まあこのどちらかに◎を打つのがセオリーでしょうが、なんとか割って入るような1頭を見つけ出したいですね。
レインボーラインなんかは個人的にも好きですし適正高いですから期待しています。
また今週もよろしくお願いします!