【朝日杯フューチュリティステークス】最終追い切り状態チェック2016
朝日杯フューチュリティステークス 最終追い切りチェック
アメリカズカップ 音無
栗東 坂路 不良 並走
53.3-39.1-25.2-12.5
全体を見れば平凡な時計ですが、入り早く不良馬場の中、終いもまとめる形の加速ラップとなっています。
結果的には並走馬に遅れる形ですが、蹴り返しも非常に強くパワフルです。
厩舎を考えれば休み明けは全く問題ないですし、現に動きが素晴らしい。
クリアザトラック 角井
栗東 芝 稍重 単走
82.9-66.6-52.0-38.1-12.8
CWが不良とは言え、角井厩舎で最終芝追い切りは珍しいですね。
動きは自体は良いですし、先週の追い切りもなかなかでしたが。
トリッキーな厩舎ではないですし、素直にまだ緩いと判断して良さそうです。
サトノアレス 藤沢
美浦 南 不良 並走
55.6-41.3,12.9
美浦も不良なんですね。
頭高くバタバタと動くあたり、阪神マイルで溜めが効くかは疑問。
馬体は非常に筋肉質で魅力的ですが、少しその方面に偏りが出ています。流れる展開が欲しいですが。
サングレーザー 浅見
栗東 坂路 不良 単走
57.3-40.8-25.8-12.7
結局最終も調整的な追い切りでした。
浅見厩舎としては仕上がりのサインです。
→除外です
ダイイチターミナル 高市
美浦 南P 良 並走
66.1-51.1-37.3-12.3
ポリですがしっかり今週も負荷をかけています。まだ緩いですが意欲的に走れています。
タガノアシュラ 五十嵐
栗東 坂路 不良 単走
53.3-38.9-25.3-12.5
調整的な内容に見えてしっかり動いているんですよね。馬体はあまり評価しませんでしたが、かなり良質な筋肉を持っているようです。
適正はあるシルエットなので、そうなってくると評価せざるを得ないなあという感じです。
ダンビュライト 音無
栗東 坂路 不良 並走
52.2-38.6-25.4-12.9
素直なイメージで言うと、適正は全く無いです。まずマイラーではないですし、軽い馬場希望、極め付けに長く良い脚を使う持続型の脚まわり。
それでもやっぱり格がありますよね。それは昨年のリオンディーズやエアスピネルにも当てはまるポイントです。
追い切りも音無厩舎としては期待値の高い追い切りですし、それに応える動きを見せている。
個人的なイメージだと、ポテンシャルは出走馬中トップです。
トラスト 中村
栗東 CW 不良 並走
83.0-67.8-53.8-39.9-12.0
やはり不良馬場だと少し走りづらそうです。ムチが入ってもノビはない。
展開は合いますが、馬場はフィットしないです。
こういった動きを見るとあまり評価できない。
バンセルヴィーソ 池添
栗東 CW 不良 並走
85.6-68.6-53.3-38.7-12.1
若干意欲的ではないように見えますが、走る姿はなかなかです。
適正は高いのでこの辺をうまく出せていければいいと思いますね。ただしまだ緩さはある。
ミスエルテ 池江
栗東 CW 不良
51.8-37.9-11.6
不良馬場で11.6ですかー。
大きなフットワークでパワフルに動けています。状態は相当に良いです。
直線入るところで、一頭前に置いて脚を溜める調教内容。しかし全くリンクしません。
なかなか今後苦労しそうな馬ですね。
馬体の造りから考えても溜める競馬は向いていません。ただ阪神馬場はフィットするでしょう。
前走もワンペースラップの競馬でしたし、ちょっと今回は乗り越えるべき課題が大きすぎるように感じます。
モンドキャンノ 安田
栗東 CW 不良 並走
68.7-52.7-38.2-11.8
調整的な追い切りも、スピードは良く出ています。柔らかい動きが魅力的です。
今週の動きを見ているとマイルでもこなせそうですね。状態も良いです。
レッドアンシェル 庄野
栗東 CW 不良 単走
82.3-67.9-51.6-38.1-12.3
徐々にピッチを上げて..という流れで、終いは若干苦しそう。それでも全体を使って走る姿は意欲的に見えますし、単走で最後まで真面目に走れているので内面レベルは高い一頭。
将来的に活躍できるシルエットですが、まだ現段階では求められていないタイプです。というのも筋肉質な体型に持続力を持った足回りなので、どうしてもタフな展開が必要になってきます。今回は道中の緩さに耐えなくてはならず難しい。
追い切り評価
5.0
4.5
アメリカズカップ
タガノアシュラ
ダンビュライト
4.0
モンドキャンノ
3.5
レッドアンシェル
3.0
ポンセルヴィーソ
最高評価の3頭は、
適正と追い切りの動き両方ともに質は良いアメリカズカップ
適正高くポテンシャルもありそうですが、完成度は低いタガノアシュラ
適正無し、ポテンシャル高めのダンビュライト
といった構成です。
ここに化け物的なミスエルテがどう絡むかというイメージですね。
結論
個人的にはあまりやる気のないレースです。
簡潔に。
◎ダンビュライト
適正も大事ですが、しっかり格を見せつけるという点で考えればポテンシャルには逆らえない。2歳牝馬は来年のクラシックを盛り上げる馬が多数出走していたのに対し、牡馬はそこまでではないイメージで、スプリンターも多い。
追い切りも良い上に、陣営もルメール×音無という一流コンビ。展開が早くなるならむしろそれは歓迎ですし枠も問題無い。
アメリカズカップも捨てがたいです。
ただ音無厩舎の中では明らかに序列が出来上がっていてこちらよりはダンビュライトという感じです。馬体、追い切りどちらも素晴らしいので穴馬で。
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有馬記念 一週前状態チェック
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