【有馬記念】一週前追い切り状態チェック
有馬記念 一週前追い切り状態チェック
あっという間に有馬記念ですね!
しっかり一週前から考察していきたいと思います。
キタサンブラック 清水
栗東 CW 不良 単走
86.2-70.2-54.9-40.9-12.2
非常に調整的な内容です。ジャパンカップが究極の状態だったので上昇は考えにくく、どれだけキープ出来るかが焦点となってきます。
とはいえ、首が垂れておりあまり馬自身にも意欲を感じない追い切りでした。
最終追い切りも馬なりでしょうね。
馬体から考える適正として、キタサンブラックは柔らかい繋ぎの曲飛なので長い脚を要する有馬は、昨年3着と言えど合いません。
もともと前走がベストの舞台と見込んでの究極仕上げなのでここへの本気度はそう高くない。
ゴールドアクター 中川
美浦 南W 不良 並走
66.6-51.8-37.9-12.3
凄まじい時計ですね。ゴール板を過ぎてからもムチを入れて追っており内面も強く鍛えている様子です。
全体を使った大きなフットワークで一気に並走馬を突き放します。状態はかなり良いですね。
適正を考えても、長くいい脚を使える上にしっかりキレも持ち合わせている万能型です。
割引材料は全く無く間違いなく勝ち負けです。
サウンズオブアース 藤岡
栗東 坂路 不良 並走
54.1-39.5-25.2-12-5
非常にパワフルで若干バランスを崩すくらいに意欲的な走りです。
前走2着ですが、それ以上に上積みがある状態。
ゴールドアクターと似た馬体で、セットで浮上してくるのも頷ける馬体です。しっかり適正も持っており状態も上昇しているので今年も勝ち負けできる要素は高まっています。
サトノダイヤモンド 池江
栗東 CW 不良 並走
80.8-65.0-51.1-37.2-11.8
時計を出してきましたが、菊花賞時に比べるとややダウンです。まだ一週前の姿なので上昇の余地はありますが、ピークで迎える有馬記念とはならなそうですね。
割と適正はありそうなシルエットで、長くいい脚を持っているこの馬は向いてきます。ただ大きいストライドで進むのでコーナー加速は見込みにくくその点を上手くこなす必要が出てきます。
古馬との戦いになりますが全くレベルの差は感じない。造り・追い切りを見ているかぎり、むしろ全体でも今一番ポテンシャルを感じさせてくれる馬です。
マリアライト 久保田
美浦 南W 不良 並走
85.4-69.2-54.0-39.4-13.0
宝塚のときと変わらないキレのある動きです。しっかり復調してきていますが、ピークから敗戦が続き内面は下降していると見ています。
牝馬はなかなかこの状況から抜け出すのが難しいもので、有馬のタイミングで好走するのは少しハードルが高いです。
中山適正はありますし持続型の脚を持っていますが、距離が少し長い。
シュヴァルグラン 友道
栗東 CW 不良 並走
96.3-79.5-64.7-50.7-37.9-12.5
非常に速いペースで走っていますが終いにムチが入るとスッと伸び、キレがあってかなり状態を良く見せている。
有馬を標準に合わせたローテですし前走以上に仕上がりは良い。
ただ瞬発力に特化したタイプで過去の好走馬とは異なる造りです。前走がベストの舞台でしたね。それでも状態面で克服はできる。
ヤマカツエース 池添
栗東 CW 不良 単走
82.8-65.8-49.9-37.0-11.8
終いにかけて伸ばす内容で、とても意欲的に進めています。
この馬に関しての懸念は距離で、中山の2500はベストではない。短めの繋ぎを脚の長さでカバーしておりベストは2000程度。
朝日杯フューチュリティSの考察はコチラ
関連記事
厩舎別の追い切りの特徴から本気度を探ります。
馬のタイプを3つに分けて得意不得意を記載しました。
馬体の見方や追い切りの見方まで、的中率アップを後押しする本を紹介しています。